AI に保険金支払の画面を作らせてみた — 3回目の手組みで、金額内訳がついにコンポーネントになった(やってみた #103)
/insurance-payments375px のビューポートで撮影。縦長のページはフレーム内をスクロールします。
この回の発見
この下の記事から抜き出した、この回で分かったことです。状態は記事の時点ではなく、コンポーネント側のいまの実測です。
この回で要ると分かったもの
- 今回いくら払うのかが、認定損害額から過失相殺と免責と既払金を引いた道筋ごと読めます。
支払明細(自動車保険 保険金支払・精算管理)自分の画面で確かめる 支払明細を開いて、合計だけでなく、そこに至る引き算の一段ずつが出ているか確かめてください。
状態 対応済み - 控除の行が、マイナスの記号でも、画面を読み上げるソフト向けの言葉でも、控除だと分かります。色が見えない状態でも取り違えません。
支払明細の控除行(自動車保険 保険金支払・精算管理)自分の画面で確かめる 画面を白黒にして、控除の行が控除だと分かるか確かめてください。
状態 対応済み
この回でつまずいたところ
- 支払明細の導出をまた手で書くことになりました。査定額と保険料に続いて3回目で、別々のAIが独立に同じ欠落を名指ししました。
支払明細の導出(自動車保険 保険金支払・精算管理)原因 読むための「明細と、足し引きの符号が見える調整と、小計と合計」を出すコンポーネントが、当時はカタログのどこにも無かったためです。自分の画面で確かめる 金額を引き算して出す画面を開いて、合計行と数式を自分で書いていないか確かめてください。
状態 対応済み
解説記事
AI に保険金支払の画面を作らせてみた — 3回目の手組みで、金額内訳がついにコンポーネントになった(やってみた #103)
やってみたシリーズ: 自作のデザインシステム
@gunjo/ui(群青)を、群青のことを一度も見たことのない AI に、実際の画面で組ませていく連載。保険 3枚目——自動車保険 保険金支払・精算管理(支払一覧・支払明細・承認・振込)。3回ルールが発火した回。
#101 査定・#102 契約に続く保険3枚目。観測の核は最初から決まっていた——金額の導出ブロックが3回目の手組みになれば、その場で AmountBreakdown を作る。
結果 — 4/5、そして3回目が発火
tsc/build 緑・375px・0 console error。KPI・支払一覧・支払明細(導出)・承認・2名承認・振込。そして予備知識ゼロの AI のレポート:
支払明細の導出(認定損害額 − 過失相殺 − 免責 − 既払金 = 今回支払額)を手組み——これがライブラリの最大の欠落。「読み取り専用の『ラベル付き明細+符号付き調整+小計/合計』を表示するコンポーネントが、カタログのどこにも無い」。
MetadataList(仕様シートで明細台帳ではない)・EditableDataTable(編集グリッド=確定済みの導出には作法違い)・DistributionBar(割合バー)・Delta(単一の符号付き値)——全部 80% で、合計行・符号・数式は毎回手書き。
3回連続——査定額 #101・保険料内訳 #102・支払明細 #103、別々の3人の予備知識ゼロの AI が、独立に、同じ欠落を手組みし、同じ「最も価値ある追加」と名指した。3回ルール発火。その場で作った。
作る — AmountBreakdown(金額内訳)
予備知識ゼロの AI 3人が設計まで収束させてくれていたので、API はほぼ転記:
<AmountBreakdown
lines={[
{ type: "heading", label: "認定損害額" },
{ label: "修理費", amount: 480000 },
{ type: "subtotal", label: "認定損害額 計", amount: 540000 },
{ label: "過失相殺", kind: "subtract", amount: 162000, note: "認定額 × 過失割合 30%" },
{ label: "免責金額", kind: "subtract", amount: 50000 },
{ label: "既払金(内払)", kind: "subtract", amount: 100000 },
]}
total={{ label: "今回支払額", amount: 228000 }}
formula="今回支払額 = 認定損害額 − 過失相殺 − 免責 − 既払金"
/>
line/subtotal(点線)/heading行を混在。- 控除(
kind:"subtract")は −|金額| のグリフ+sr-onlyの「控除」で表示——符号は色だけに依存しない。 - 既定でサーバー描画でも安全:
formatValueはformatCurrency(JPY/ja-JP)が既定=唯一の関数 prop は任意指定。 - #347 をクローズ(PR#348)。「KPI 行=StatGroup」の金融版が揃った。
そして索引も直した — コンポーネントが欠落を埋め、索引がそれを指す
#102 で見えた索引の限界——金額内訳を EditableDataTable(エディタ)に誤って誘導していた問題。コンポーネントができた今、逆引き索引を AmountBreakdown に向け直した:読み取り専用の金額導出(AmountBreakdown)vs 編集入力(EditableDataTable)vs 単一の差分(Statistic/Delta)vs KPI 行(StatGroup)を曖昧さなく分けた。#100→#101 で「索引を作る投資が翌回効く」を見たが、今回は逆——「コンポーネントを作ったら、索引をそこへ向ける」。両輪が噛み合った。
学び — 3回ルールは「金融の土台」も固めた
人物の階層(PersonCell→RelationshipRow→StatGroup)を3回ルールで積み上げたのと同じことが、金額の表現でも起きた。請求書#37 から数えて、金額の導出は連載で最も多く手組みされた形だった——それが #101/#102/#103 の保険3連続でついに「3回の独立した証拠」に達し、AmountBreakdown になった。事務方の2大『土台』——KPI 行(StatGroup)と 金額内訳(AmountBreakdown)——が揃った。 予備知識ゼロの AI が手組みを名指しで設計してくれるから、コンポーネント化は推測でなく転記になる。
次回予告(やってみた #104)
- 保険4〜5枚目(団体保険/共済 or 引受診査)で
AmountBreakdownの別業界での自力発見を観測、保険を締める。あるいは次業界(運輸/建設/エネルギー)へ移る。
試す
- gunjo.jp / 金額内訳 AmountBreakdown / 逆引き索引 /docs/by-use-case / npm
@gunjo/ui/ GitHub / 前回まで #1〜#102 - GunjoUI by UIXHERO
3回手組みされた形が、その場でコンポーネントになり、索引がそれを指す。15業界目前で、金融の土台がもう一段かたまった。
この連載は、作者が AI(Claude と Codex)と協働で制作しています。実験・検証の設計、判断、公開前の事実確認は人間が行い、実作業と下書き執筆は AI が担っています。
使用した @gunjo/ui コンポーネント
この画面のソースが直接 import しているコンポーネントです。
cold AI が組み上げた実コード
ファイル名をクリックでソースを展開できます。