AI に不動産の物件管理を作らせてみた — 医療のアラートが、家賃滞納にそのまま効いた(やってみた #60)
/property-management375px のビューポートで撮影。縦長のページはフレーム内をスクロールします。
解説記事
AI に不動産の物件管理を作らせてみた — 医療のアラートが、家賃滞納にそのまま効いた(やってみた #60)
やってみたシリーズ: 自作のデザインシステム
@gunjo/ui(群青)を、群青のことを一度も見たことのない AI に、実際の画面で組ませていく連載。新業界・不動産1枚目——物件管理 / レントロール(ポートフォリオ × 物件別入居率 × 部屋別レントロール × 滞納 × 契約更新/退去予定 × 収支)。
医療を7枚やり切って、全く別の不動産へ。1枚目は賃貸管理会社のレントロール——管理物件の入居率、部屋ごとの賃料・契約者・状態、滞納、更新/退去予定を俯瞰する運用画面。医療とは真逆の、金額とテナントライフサイクルの世界。
結果 — 4.5/5
tsc/build 緑・console 0・375px でレントロールがカード内横スクロール・物件別/全体の入居率メーター・滞納2ヶ月+の警告バナー・更新/退去予定リスト・KPI が summary/物件/部屋で整合・h1 1個。
今回の主役 — 医療/物流のコンポーネントが、不動産の壁を越えてそのまま効いた
これまで複利は同じ業界内(医療→医療)で見てきた。今回はそれが業界を大きくまたいだ。商業/金融/物流/医療で作ったコンポーネントが、不動産のレントロールにほぼ無改造で効いた。中でも象徴的だったのが:
SafetyBanner(医療のアレルギー/禁忌/パニック値用に作った)— 重い滞納(2ヶ月以上)に再利用、意味的に完璧な業界をまたいだ対応物だ: 見逃してはいけない状況のための、大きく assertive(role="alert")な、ページ最上部の警告ブロック。操作ボタンの差込口(督促記録)付き。よく合う。
「見逃してはいけない危険を、assertive に承認させる」という SafetyBanner の抽象は、医療のアレルギー警告でも不動産の家賃滞納でも同じだった。ドメインは病棟と賃貸管理で正反対なのに、作法の骨格が一致した。他にも:
-
formatCurrency(金融用)— 完璧。 賃料/管理費/敷金を全部¥1,234,567、compact で¥288.2万。-
Meter(倉庫充填/トラック積載用)— 物件別・全体の入居率にぴったり合った。size="inline"がセルにそのまま、6つの入居率メーターに読み上げ名。-
Statistic/Table/Tabs/toCsv(BOM 付き日本語 CSV)/Badge も全部そのまま。
医療の安全コンポーネント・物流の容量メーター・金融の金額フォーマット——業界をまたいでも、作法の骨格が同じなら同じコンポーネントが効く。これが「業界を散らしてコンポーネントを育てる」ことの最終的な価値だった。
src で直した不備 — TimelineDescription の <p> ハマりどころ
不動産特有ではない、合成時の実バグを1つ:
- 🟡
TimelineDescriptionが<p>固定——更新/退去予定の Timeline 項目にアクションボタン群を入れたら<div> in <p>で実行時にクラッシュ(サーバー/ブラウザずれ)。as?: "p" | "div"の逃げ道を追加(#253・PR #257・後方互換)。Badge(#233)・AlertTitle(#251) と同じ「要素の入れ子のハマりどころ」の仲間。
課題に記録だけした欠落(不動産/会計で再出現待ち・1回目)
不動産特有の新しい欠落は全て1回目なので課題に記録:
- 🟠 売掛金エイジング(1ヶ月/2ヶ月/3ヶ月以上 の件数+金額バケット・#254)。滞納も売掛金も同じ作法。
DistributionBarは割合バーで、ラベル付きの件数+金額バケットではない。 - 🟠
DataTableの合計/フッター行(#255)。レントロールは「部屋別→物件合計がフッターで整合」が核。EditableDataTableはrenderFooterCellを持つがDataTableには無く、<table>+<tfoot>を手組み。 - 🟠 契約満了/更新の日付軸タイムライン(#256)。
Timelineは縦のイベント列で、「満了まであと N 日」を横軸で示す残り期間バーではない。 - 🟠
Meterの「値が大きいほど良い」方向(同 #256)。入居率は満室=good だが Meter は満杯=warning(容量方向)。tone上書きで回避したがdirection="higher-is-better"が欲しい。
学び — コンポーネントは「作法の骨格」を捉えると業界を越える
医療の安全アラート → 不動産の滞納アラート(SafetyBanner・骨格同一)
倉庫の充填メーター → 不動産の入居率メーター(Meter・方向だけ違う)
金融の金額 → 不動産の賃料(formatCurrency・そのまま)
新業界の1枚目が 4.5/5——医療/物流/金融で育てたコンポーネントが、不動産でほぼ無改造で効いたから。重要なのは、コンポーネントが特定業界の見た目でなく作法の骨格(危険を承認させる/充填を測る/金額を整える)を捉えていたこと。骨格が同じなら、病棟だろうと賃貸管理だろうと同じコンポーネントが刺さる。残った不動産特有の欠落(エイジング/フッター/日付軸)は、会計や他業界でも再出現するので3回ルールで育てる。
次回予告(やってみた #61)
- 不動産をもう1枚(賃貸借契約/重要事項説明 で SignedRecord が契約署名に効くか・または内見予約/物件募集)。1業界3〜5枚で不動産の判断を立体化。
試す
まだ alpha。新業界の1枚目で、医療のアラートが家賃滞納にそのまま効いた回。
この連載は、作者が AI(Claude と Codex)と協働で制作しています。実験・検証の設計、判断、公開前の事実確認は人間が行い、実作業と下書き執筆は AI が担っています。
使用した @gunjo/ui コンポーネント
この画面のソースが直接 import しているコンポーネントです。
cold AI が組み上げた実コード
ファイル名をクリックでソースを展開できます。