#33スコア 4/5金融

AI に資産推移ダッシュボードを作らせてみた — 同じ業界を2枚やったら、別の層の欠落が出た(やってみた #33)

ルート: /portfolio
デスクトップ表示
モバイル表示

375px のビューポートで撮影。縦長のページはフレーム内をスクロールします。

解説記事

AI に資産推移ダッシュボードを作らせてみた — 同じ業界を2枚やったら、別の層の欠落が出た(やってみた #33)

⁠やってみたシリーズ⁠: 自作のデザインシステム @gunjo/ui群青)を、群青のことを一度も見たことのない AI に、実際の画面で組ませていく連載。前回に続き ⁠銀行を深掘り⁠——今回は ⁠資産推移ダッシュボード⁠(総資産・前日比・資産推移チャート・資産配分ドーナツ・保有銘柄テーブル)。

「各業界で複数枚やってから次へ」という読者の方針です。#32 は振込フロー(フォームの層)、今回 #33 は同じ銀行でも ⁠チャート/可視化の層⁠を突きます。

結果 — 4/5

tsc/build 緑・console 0・375px とデスクトップで検証済み・h1 1個・損益は色だけに頼らず、符号/矢印つき。

チャート層は、本物だった

金融データはチャートの鬼門です(評価損益は負の値・¥の巨大な数・時系列・配分100%)。予備知識ゼロの AI の評価:

⁠チャート層は本物に強い。⁠ LineChart は画面幅に追従する SVG(固定幅なし)・⁠負の値を正しく描く⁠(1年=赤 → 全期間=緑 を実機で確認)・referenceValue でゼロ線。DonutChart は conic-gradient・100% に正規化・トークンの色。Statistic/AnalyticsCard は損益を ⁠アイコン+符号+色⁠で出す(色だけに頼らない)。

しかも ⁠#31 で出した ToggleGroup disallowEmpty(#170) が、期間切替(1M/3M/6M/1Y/全期間)の segmented control に使われ「キーボードで操作できる本物の segmented control」と称賛⁠されました。2回前の修正が、また次の回で武器になった。

新しい欠落は "数値整形" の層に収束(しかも2回連続)

汎用の画面では出なかった欠落が、金融の数字だらけの画面で噴き出しました:

  • 🟠 ⁠通貨/数値の整形処理が無い⁠(最大の欠落)。defaultChartValueFormatteren-US 固定で、¥ も符号も省略表記も無し。総資産・KPI・セル・ツールチップ・ドーナツ中央…全部に ¥ の整形が要るので手組み。⁠#32 の振込画面でも同じ yen/signedYen を手組みしていた=2回連続⁠#180)。
  • 🟠 ⁠AnalyticsCard の title が <h3> 固定⁠で、KPI 行の見出しの順序が崩れる(#181・CardTitle #116 / AlertTitle #163 と同じ見出しの一族)。
  • 🔴 ⁠ChartLegend(縦)が、長い値で横スクロールを誘発⁠¥4,100,000・33.5% が縮まずページ幅を超える・#182)。

今ラウンドの修正

ソースで安全な3つを反映(PR#187):

  • formatCurrency/formatNumber/formatPercent(#180・JPY 既定・符号/省略表記つき)= fintech/EC/分析が毎回手組みしていた整形を出荷。.pen 不要の実行時ユーティリティ(cn/ThemeProvider と同じ Utility として公開)。
  • ⁠AnalyticsCard titleAs(#181・CardTitle の as に委ねる・既定 h3 で変わらず)。
  • ⁠ChartLegend のはみ出し修正⁠(#182・ラベル側が先に縮み、値は最後に切り詰め・⁠ブラウザ実証で横スクロール解消⁠)。

期間コントロール(#183)・チャートの高さ/基準線(#184)・チャートの色調/軸/系列のまとめ(#185)・チャート docs のページが 404(#186) は課題に記録。

学び — 同じ業界でも、層を変えれば別の欠落

銀行 #32(フォームの層): Form の隠れたアクセシビリティ・バグ(#175)
銀行 #33(チャートの層): 数値整形の不在(#180) + 見出し(#181) + 凡例のはみ出し(#182)

⁠「業界を深掘りする=層を変えて何枚も作る」と、1枚では出ない欠落が出ます。⁠ チャート自体は強かったのに、その周りの「金融の数字を整える」層が空いていた。読者の「複数枚やってから」が正しかった。

次回予告(やってみた #34)

  • ⁠銀行をもう少し⁠(ローン審査 / 明細・取引履歴)か、別の数字業界へ。

試す

まだ alpha。チャートは強く、その周りの整形の層が欠けていた回。

この連載は、作者が AI(Claude と Codex)と協働で制作しています。実験・検証の設計、判断、公開前の事実確認は人間が行い、実作業と下書き執筆は AI が担っています。

使用した @gunjo/ui コンポーネント

この画面のソースが直接 import しているコンポーネントです。

cold AI が組み上げた実コード

ファイル名をクリックでソースを展開できます。

業界別「AI指示書パック」、先行登録を受付中です。