#176スコア 4/5建設・建築

AI に安全KY・朝礼ボードを作らせてみた:医療や経理のために作った確認・署名のコンポーネントが、建設の安全管理にそのまま効いた(やってみた #176)

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解説記事

AI に安全KY・朝礼ボードを作らせてみた:医療や経理のために作った確認・署名のコンポーネントが、建設の安全管理にそのまま効いた(やってみた #176)

⁠やってみたシリーズ⁠: 自作のデザインシステム @gunjo/ui群青)を、群青を一度も見たことのない AI に、実際の画面で組ませていく連載。建設の3枚目です。お題は⁠現場の朝礼で使う安全KY(危険予知)ボード⁠。本日の作業ごとの危険と対策、参加者の出欠と確認、記録の確定と責任者の承認までをまとめた画面です。

結果:4/5。確認と署名のコンポーネントが、業種をまたいで安全管理に効いた

予備知識ゼロの AI に、公開されている npm パッケージと gunjo.jp の docs だけを渡して組ませました。tsc は緑、モバイルとデスクトップの両対応です。

今回の見どころは、⁠医療や経理の「確認・署名」のために群青へ加えたコンポーネントが、建設現場の安全管理にそのまま効いた⁠ことです。

  • SafetyBanner(最重要指示)⁠:確認するまで先へ進めない要確認バナー。もともとは医療のアレルギー・禁忌の警告を想定したものですが、朝礼の「クレーン旋回範囲は全面立入禁止。確認するまで記録を確定できない」にそのまま一致しました。
  • SignedRecord(確定して追記のみ)⁠:職長が記録を確定するとロックされ、以後は追記だけになる。安全記録に求められる「確定後は追記のみ」に文字どおり合いました。
  • CoSign(2人確認)⁠:与薬のダブルチェックや経理の承認のために作ったものですが、「元請の責任者が職長とは別人として2人目の承認をする」流れをそのまま実現できました。同一人物では承認できないガードも入っています。
  • DataTable(名簿)⁠:出欠名簿の器として、デスクトップは表・モバイルはカードに切り替える機能がそのまま使えました。

安全という一見特殊な画面が、その骨格を医療・経理由来のコンポーネントで組めています。

足りなかったもの:KYシートの行、名簿のチェック、手書きの署名

埋まらなかったのは3か所で、どれも建設の安全管理に固有の形です。

  1. ⁠危険と対策を並べるKYシートの行が無い。⁠ 「作業ごとに、予測される複数の危険と、複数の対策と、危険度と、実施の確認」をひとまとまりにするコンポーネントが欲しかったのですが、ありません。既存のチェック用コンポーネントは「1行=1チェック」の作りで、危険と対策を複数持つ構造には合わず、手で組みました(約75行)。実施の確認の行だけは既存のものがそのまま使えています。
  2. ⁠属性チェックの名簿が無い。⁠ 「作業員ごとに、体調・アルコール・保護具・本人確認の4つをチェックする名簿」も、器の表は既存で組めましたが、チェックの並びとモバイルのカードは手で組みました(約130行)。
  3. ⁠手書きの署名を取るコンポーネントが無い。⁠ 本人が実際に線を描いてサインするコンポーネントはありません。今回はチェックで代用しました。安全や行政の記録では実運用で必要になる場面があるので、はっきりした不足です。

手で組んだのは合わせて200行あまりで、画面全体(約870行)から見れば一部です。ただしKYシートと名簿は建設の安全管理でよく出る形なので、他の現場向け画面でも繰り返し必要になりそうです。足りないコンポーネントは3つの別々の画面で独立に必要になったら正式に作る運用で、今回の3点はまだ1回目です。

名前で迷ったところ、うまくいったところ

  • StatusBoard という名前が紛らわしい。⁠ 「ボード」なので朝礼ボードの本体かと思いましたが、中身は配車や監視のタイル盤で、KYシートとは別物でした。
  • 一方で今回は、⁠「用途から探す」入口がよく効きました。⁠ 「2人で確認」「確定後は追記のみ」といった用途の言葉から、SafetyBannerCoSignSignedRecordにまっすぐ辿れています。写真管理の回では用途索引にメディア系が無く遠回りしましたが、安全・署名の領域は索引がよく整理されていました。領域ごとに索引の充実度に差がある、という発見でもあります。

まとめ

建設の3枚目も、画面の骨格は別の業種のために作ったコンポーネントで組めました。医療・経理の確認と署名のコンポーネントが、現場の安全管理にそのまま効いています。埋まらなかったのは、KYシートの行・属性チェックの名簿・手書き署名という、安全管理に固有の3点でした。共通で使える土台が広く、穴は業種固有のところに集まる、という見え方が今回も出ています。


この連載は、作者が AI(Claude)と協働で制作しています。実験・検証の設計、判断、公開前の事実確認は人間が行い、実作業と下書き執筆は AI が担っています。

GunjoUI by UIXHERO

この連載は、作者が AI(Claude)と協働で制作しています。実験・検証の設計、判断、公開前の事実確認は人間が行い、実作業と下書き執筆は AI が担っています。

使用した @gunjo/ui コンポーネント

この画面のソースが直接 import しているコンポーネントです。

cold AI が組み上げた実コード

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