物流・倉庫のコールドテスト — ピッキング・入庫・出荷・ロケ管理・配車・運行
WMS のピッキング、入庫の逆順スキャン、出荷検品、棚別ロケ管理、配車・積込、運行監視ボード。倉庫の中の「取り出す/格納する/出荷する/整理する/出発させる/追いかける」という6つの動詞を、文脈ゼロの AI に組ませた業界です。
物流・倉庫 の cold test、6 画面のまとめ。
なぜ物流・倉庫UIは難しいのか
倉庫の中は「同じ2段スキャン」のように見えて、ピッキング(ロケ→商品)と入庫(商品→ロケ)で順番が鏡像になり、出荷検品はカートン→商品の入れ子になります。並べる順序を間違えると現場で手戻りが起きるので、UI が作法を持っていることが品質に直結する世界です。さらに50画面目以降は俯瞰系(棚別充填率・配送追跡)に切り替わり、オペレーターが1日中眺める情報密度のボードを成立させる必要があります。
ここで結晶化した部品
物流6枚で再利用された部品と、後段の医療3点認証や運輸の運行監視に効いた汎化シードです。
- ScanInput / ScanGate (祖型)#47
ピッキング2段スキャンが ScanInput を据え付け、後に医療の与薬3点認証で ScanGate として結晶化した。
- RouteStops#52
配送追跡ボードで磨かれた「順序付きのストップ列」。手荷物追跡・国際物流・タクシー配車ルートに広がっている。
- Meter (target band)#50
棚別充填率の俯瞰で「容量に対する充足」を読む使い方が固まり、後の OEE / 拘束時間まで広がった。
ScanInput がここで証明した「2段スキャンの安全ゲート」は、後の医療の与薬3点認証で ScanGate として完成しました。配送追跡の RouteStops は航空の手荷物追跡、トラックの貨物追跡へとそのまま広がっています。
物流・倉庫 の全ラウンド
物流・倉庫 カテゴリの 6 画面を、ラウンド順に並べています。各カードから cold AI が組んだソース、解説記事、デスクトップ/モバイルのプレビューに飛べます。

/picking小売を5枚踏破して判断がついたので、**別業界(物流/WMS)へ**。観測ポイントは1つ——**小売で育てた `ScanInput` を、物流の文脈ゼロ AI が自力で発掘して使うか**。primitive が業界境界を越えて汎化するか、の試金石。

/put-away#47 ピッキング(ロケ→商品で**取り出す**)と対の、**商品→ロケで格納する**入庫側。2段スキャンが**逆順**(商品先 → 格納先ロケ)になるのが今回の肝。同じ物流でも、出庫と入庫で作法が鏡像になる。

/shipping#47 ピッキング(取り出す)・#48 入庫(格納する)に続く出荷側。ピッキング済みを箱詰め前に照合し、**カートン(箱)をスキャンして開き → 商品をスキャンして詰める**——カートン→商品の2段スキャン。出荷の作法。

/locations50回目。#47-#49 がオーダー単位のフロー(取り出す/格納する/出荷する)だったのに対し、今回は**在庫の俯瞰+整理**——各棚がどれだけ埋まっているかを一覧し、滞留在庫を見つけ、棚から棚へ在庫を移す housekeeping 画面。

/loading#47-50 の倉庫内オペに続き、出庫の最後——トラックに積んでルートを組んで出発させる配送センターの配車画面。**車両の重量・容積の積載率**を見ながら出荷を割り当て、積込をスキャンし、配送順を並べて出発確定する。
/tracking#51 の配車(出発前)に続く、**運行中の監視ボード**。各便の配送ストップを、完了/配送中(現在地)/不在/遅延/未配の状態と、予定ETA・実績到着・遅延分とともに追う。配送センターのオペレーターが一日中眺める画面。
この業界が gunjo に残したもの
物流は、「順序を機械が保証する画面」の作法を群青に残しました。ScanInput の2段スキャンは、ピッキング→入庫→出荷の順序保証から医療の3点認証まで丸ごと使い回されます。配送追跡ボードで磨いた RouteStops は、後に多日タイムスタンプを足して国際物流まで広がりました。倉庫の中で生まれた部品が、業界の壁を最も気軽に越えた事例です。