#55スコア 4/5医療・ヘルスケア

AI に検査結果レポートを作らせてみた — 医療の3つの欠落が、揃って「2回目」になった(やってみた #55)

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解説記事

AI に検査結果レポートを作らせてみた — 医療の3つの欠落が、揃って「2回目」になった(やってみた #55)

⁠やってみたシリーズ⁠: 自作のデザインシステム @gunjo/ui群青)を、群青のことを一度も見たことのない AI に、実際の画面で組ませていく連載。⁠医療3枚目⁠——⁠検査結果 / 臨床検査レポート⁠(区分別の値 × 基準値 × H/L/パニック値 × 推移 × 医師確認)。

#53 与薬(スキャン安全)、#54 バイタル(時系列入力)に続く医療3枚目。今回は⁠密なレポートのレビュー⁠——区分別(血液一般/生化学/凝固…)の検査値を、基準値に対して H/L/パニック値でフラグし、推移を見て、パニック値を確認する。

結果 — 4/5

tsc/build 緑・console 0・375px でカード内スクロール・全値に基準値フラグ(アイコン+コード+トーン・色だけに依存しない)・異常のみフィルタ・パニック値の assertive バナー+確認しないと確定ブロック・推移チャート・h1 1個。

今回の核心 — 医療の3つの欠落が「2回目」に揃った

#54 で出た医療特有の欠落が、#55 で⁠そっくり再現⁠した。予備知識ゼロの AI が明言:

臨床的に最も中心的なコンポーネント——基準値の範囲による異常値フラグ——は、⁠#54 とまったく同じで、いまだに全部手組みだ⁠。… 確認: これは #54 のバイタルと ⁠同じ欠落、同じ形⁠ だ。

医療を回すと、3つの欠落が⁠全て2回目⁠になった:

欠落#54#55状態
⁠ReferenceValue⁠(値 vs 基準値→H/L/パニック)バイタル検査値#241⁠2回目⁠(API 同一)
⁠SafetyBanner⁠(恒久・assertive・承認可)アレルギー(#53)パニック値#238⁠2回目⁠
⁠LineChart referenceBand(網掛け正常域)温度板検査推移#242⁠2回目⁠

ReferenceValue の API は2画面で完全に一致した:

flagValue({ value, refLow, refHigh, panicLow, panicHigh })
  → { flag: "normal"|"H"|"L"|"HH"|"LL"|"panicH"|"panicL", abnormal, panic, code, tone, srText }
<ReferenceValue value unit refLow refHigh panicLow panicHigh />

規律 — 2回目でも、まだ作らない

3つとも強い候補で、しかも API は固まっている。だが⁠全て2回目⁠——3回ルールに従い、⁠まだ作らない⁠。次の臨床画面(処方/看護記録など)で3回目を踏んだら作る。⁠今回も src 修正ゼロ=ライブラリが医療3枚目でも持ちこたえた⁠(欠落は全て既知の医療特有コンポーネントの再確認)。

「2回目で作りたくなる」のは自然だが、⁠3回見るまで待つ⁠ことで「たまたま2画面で似ていただけ」を排除する。医療の ReferenceValue は2画面で⁠完全に同一の API⁠ だったので、3回目はほぼ確実に同じ形——次で作る確信が高い。これが「待つ」ことの設計上の意味:欠落の⁠形が安定している⁠ことまで確認してから作る。

複利・うまくいった点

  • Delta — また業界を越えた採用(推移列)⁠。「上がった検査値が良い/悪いではない」ので neutral info トーン+日本語 label——金融/物流で作った差分コンポーネントが、医療の3画面連続で効いた。
  • Table — 区分別グループ(<section aria-labelledby><h3>)・overflow-auto でカード内スクロール・375px 溢れず・striped で密度。
  • Alert(assertive バナー)・Badge(success/warning/destructive がフラグに直挿し)・StatisticSelect(optgroup で項目選択)・Switch(異常のみフィルタ)・LineChartCardTitle as も。

課題に記録だけ / 再確認(2回目→3回ルール待ち)

  • 🟠 ReferenceValue / 基準値フラグ(#241・2回目・API 同一)。
  • 🟠 SafetyBanner / 承認できるアラート(#238・2回目・パニック値で確認ゲート)。
  • 🟠 LineChart referenceBand#242・2回目)+ アクセシブルなテーブル代替/height prop/ChartDataPoint {label,value}

学び — 「待つ」のは、形が安定するのを見るため

#54 バイタル: ReferenceValue/SafetyBanner/referenceBand = 1回目
#55 検査結果: 同じ3つが 2回目(ReferenceValue は API まで同一)
#56 次の臨床: 3回目を踏めば作る(形が安定した確証つき)

医療は「値を範囲で判断する」「安全値を承認させる」「正常域を帯で示す」という、商業/金融/物流に無かった3つの軸を一気に突きつけた。だが規律は変えない——3回見て、⁠欠落の形が安定している⁠ことまで確認してから作る。2画面で API が一字一句同じだった ReferenceValue は、その確証が最も高い。次で作る。

次回予告(やってみた #56)

  • ⁠医療をもう1枚=処方/与薬指示 or 看護記録⁠で ReferenceValue#241・SafetyBanner#238 の⁠3回目=作る閾値⁠を踏む見込み。踏んだら一気に作る。

試す

まだ alpha。医療特有の3つの欠落が揃って2回目になり、それでも規律どおり3回目まで待った回。

この連載は、作者が AI(Claude と Codex)と協働で制作しています。実験・検証の設計、判断、公開前の事実確認は人間が行い、実作業と下書き執筆は AI が担っています。

使用した @gunjo/ui コンポーネント

この画面のソースが直接 import しているコンポーネントです。

cold AI が組み上げた実コード

ファイル名をクリックでソースを展開できます。

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