AI にプロフィールページを作らせてみた — 粗さが尽きてきた(やってみた #18)
/profile375px のビューポートで撮影。縦長のページはフレーム内をスクロールします。
解説記事
AI にプロフィールページを作らせてみた — 粗さが尽きてきた(やってみた #18)
やってみたシリーズ: 自作のデザインシステム
@gunjo/ui(群青)を、群青のことを一度も見たことのない AI に、実際の画面で組ませていく連載。今回は ユーザープロフィールページ。
条件は同じ(出荷しているパッケージそのもの+docs だけ、ソース非公開)。お題は /profile に、ヘッダー(アバター・名前・自己紹介・統計)、フォロー/編集、タブ(Posts/About/Activity)、About(メタデータ)、Activity(タイムライン)、編集フォーム(モーダル+入力チェック)。
結果 — 4.5/5(過去最高タイ)
tsc/build 緑・ビルド時に静的生成・コンソール 0・サーバーとブラウザの表示ずれ(hydration)なし・375px でのはみ出し0。そして今回いちばん大事なのは——新しい種類の問題が、出なかったこと。
何が出なかったか — 中間層が全部"本物"だった
#17 では Pagination/Badge が「コンポーネントのフリをした、ただの見た目」でした。でも今回触った中間層は全部、本物の組み立てでした:
Statisticは増減から色調を自動で決め、矢印アイコンも付く。MetadataListは本物の<dl>/<dt>/<dd>。Timelineは<ol>/<li>/<time>+ 印と線をつなぐ処理つき。AvatarGroupは「+N」がフォーカスできる Popoverになっていて、全員のリストが出る。Tabsは Radix ベースでrole=tablist/tab/tabpanel+矢印キー(実機で Posts→About→Activity の移動を確認)。
予備知識ゼロの AI 曰く「どれも "div にクラスを付けただけ" ではない。名前と実体が一致している」。基本コンポーネントも #15〜#18 で新規バグ0 が続いています。
出た粗さ — 全部 軽微、そして "docs の遅れ"
① Dialog がモバイルで画面端まで広がり、角丸も無い(左右の余白が portalContainer のときだけ効いていた)→ #97。
② MetadataList が値を無条件に切り詰める(長い URL/メールが、ツールチップも無いまま途中で切れる)→ #98。
③ docs が実装に遅れている: Statistic ページの import の誤記(@gunjoui/components)、MetadataList の型が「詳しく書かれていない」、Form が「見た目だけ」だと明示されていない——名前を信じるとアクセシビリティの不備を出荷しかねない → #50 に集約。
①② は今回ソースで直して 反映(PR #99)。③ は docs まわり=beta ゲートで対応。
学び — "出尽くし" のカーブが見えてきた
#3 全体に共通するクラッシュ(~28 コンポーネント) ← 致命傷
#13-16 名前負け(専用コンポーネントが核心を欠く) ← 構造的
#17 コンポーネントのフリをした、ただの見た目 ← 組み立てが未完
#18 モバイル端の仕上げ + docs の遅れ ← 仕上げ
粗さが「致命傷 → 構造 → 仕上げ」へ、確実に小さくなっています。 予備知識ゼロの AI の総括が刺さりました——「コンポーネントは docs より先を行っている。コンポーネントそのものと戦ったことは一度もなく、戦った相手はいつも "そのコンポーネントについての docs" だった。これは、かなり終盤の失敗のしかただ」。
まだ「完全に出尽くした」とは言いません(軽微なものは出た)。でも残る最前線が、コンポーネントから「docs と、一つの正(SSOT)の同期」へ移ったのは、はっきりしました。正直に言えば——完成に近づいています。
次回予告(やってみた #19)
- エラー画面 / 通知設定 / 空のダッシュボード ほか。出尽くし判定の詰めへ。
試す
- gunjo.jp / npm
@gunjo/ui/ GitHub - 前回まで: #1〜#17
- まとめ記事: 群青(@gunjo/ui) / なぜ要るのか: AI 時代のデザインシステム論
- GunjoUI by UIXHERO
まだ alpha。でも粗さのカーブは確実に下がっています——"出尽くし" を、盛らず1枚ずつ確かめています。
この連載は、作者が AI(Claude と Codex)と協働で制作しています。実験・検証の設計、判断、公開前の事実確認は人間が行い、実作業と下書き執筆は AI が担っています。
使用した @gunjo/ui コンポーネント
この画面のソースが直接 import しているコンポーネントです。
cold AI が組み上げた実コード
ファイル名をクリックでソースを展開できます。